ノルウェーTrolltech、QtフレームワークをWebコンテンツの統合や
~Qt 4.4、スキル、人的リソ-ス、コードの一元化でTime to Marketを短縮しコストを削減~
08 May - 2008 - クロスプラットフォーム・アプリケーションフレームワークの世界トップ供給元である、Trolltech社(ノルウェー・オスロ)は、6日、同社のフラッグシップ製品“Qt”の新バージョンの提供を開始しました。これまでのフレームワークからQt 4.4に追加された主要な機能には、ライブのWebコンテンツをデスクトップPCやモバイルアプリケーションに組み込める機能があります。また、Qt 4.4にはモバイル機器向けのほか、Windows、Macintosh、Linuxの各OSの違いを超えて一貫したユーザー・エクスペリエンスの提供を容易にします。
Qtは先進のクロスプラットフォーム・アプリケーションを開発できるデファクト・スタンダードであり、デスクトップとモバイル機器の両方で同一アプリケーションやサービスを提供できる共通フレームワーク機能を備えています。Windows Embedded CEは、スマートフォンやバーコードリーダーからセットトップボックスやデジタルフォトフレームのようなデジタル家電に至る、広く多様な機器で動作しているOSであり、今、Qt 4.4はこのWindows Embedded CEで動作する機器に搭載できるアプリケーションの範囲を拡げます。
Last.fm社のデスクトップ/クライアント担当VPのトビー・パディラ(Toby Padilla)は「Last.fmのソフトウェアは、音楽ファンにリスニング習慣に沿って音楽情報を受けとる簡単な方法を提供しています。Qtは我々にとって当然の選択でした。というのは、リスニング環境のいかなる可能性もサポートする際に好都合だからです。Last.fmはWindows、Mac、Linux上で単一のオープンソース・コードベースのメディアプレーヤーに搭載しており、Qtなしでは実現できる簡単な方法がなかったのです。さらにQtの新たなWindows CEとWindows Mobileのサポートは、プラットフォームを容易にサポートする選択肢を我々に増やしてくれたものです。」と述べています。
TrolltechのCTO、ベノール・シリングス(Benoit Schillings)は「我々はQt 4.4で、3つの重要なデザインゴールに向けて進めました。1つは開発者に最先端をいくユーザーインターフェース開発の可能性を提供すること。2番目にもっと効率良く迅速に高性能アプリケーション開発ができること。最後にWindows CEのサポートを追加して“Qt Everywhere”のビジョンを拡げること、でした。」と語っています。
調査会社IDCのプログラム・ディレクター、アル・ヒルワ(Al Hilwa)は、「市場は、複数の異なる機器で機能する高度なアプリケーションがますますグラフィック性が増して搭載されるなど、高い技術レベルを設定しつつあります。デスクトップ上のOSと組込みプラットフォームとの共通で単一の開発用プラットフォームを提供することは、デスクトップからデスクトップへ、デスクトップから組込み機器へ、組込み機器から組込み機器へと、ソフトコードの移植工程を迅速化するのに役立ちます。」とコメントしています。
WebKitの統合とWindows Embedded CEサポートに加えて、Qt 4.4は100以上の新しいクラスがあり、多くの性能改善を備えています。そのQt 4.4の新機能は;
Qt WebKit Integration—Qtは、AppleのSafariブラウザー、Apple iPhone、何100万台ものNokiaスマートフォンに内蔵のオープンソース・ブラウザーエンジンであるWebKitを統合しています。この搭載により、webとネイティブ・コンテンツと機能を組み合わせることができ、革新的なユーザーインターフェースを制作し、一貫したwebの高度化したユーザー・エクスペリエンスを提供できるようになります。
Qt:Windows CE用-- 既存の組込みLinuxサポートに加え、QtはWindows CEをサポートし、両OS向けにシングルgAPIを提供できるようになります。デジタル家電メーカーは、スキル、人的リソース、コードの一元化でTime to Marketの短縮とコストの削減を可能にします。コードは、デスクトップからデスクトップへ、デスクトップから組込み機器へ、組込み機器から別の組込み機器へと移植が容易にできます。
マルチメディア・フレームワーク-- QtはKDEメンバーと共同で開発されたマルチメディア・フレームワーク、Phononのサポートを行います。PhononはC++アプリケーションでマルチメディア再生を容易にし、高度なマルチメディア・コンテンツを搭載できます。
Widgets in Graphics View-- Qtは、シーンに機器の組込み、レイアウト/スタイリング/ポップアップとキャンバス内のデコレーションの移動、回転/スケーリング/透視変換アプリケーションの実行、といった柔軟性を追加しています。
同時処理フレームワーク—Qtには容易にマルチスレッド処理アプリケーションを開発してマルチCPUシステムの優位性をもたらすAPIを含んでいます。
XMLサポートの強化-- QtはXQuery標準のサポートがあります。これはQtベースのアプリケーション上のXMLエンコード済みコンテンツ・データを、探し、抜き出し、変換できるようにするものです。
<販売方法について>
Qt 4.4は、Trolltechの標準デュアルライセンスモデルでの提供となります。オープンソース・アプリケーション開発者向けにはQt 4.4はGPLライセンスで(バージョン2と3)、また、商用開発向けには商用ライセンスQtでの提供となります。
Qt 4.4のダウンロードと試用は http//:www.trolltech.com /downloads で行えます。
また、販売価格は sales(at)trolltech.com までお問い合わせください。
<Trolltechについて>
Trolltechは、クロスプラットフォームソフトウェア開発フレームワークとアプリケーションプラットホームを提供しています。TrolltechのQt(キュート)は、Skype®、Google Earth、Adobe®
Photoshop® Elements、Lucusfilm®など、世界5000社以上の顧客の定評あるソフトウェアで使われています。TrolltechのQtopia®は、携帯電話、テレビ電話、セットトップボックス、メディアプレーヤーといったエキサイティングな消費者向け新世代機器を可能にしてきました。Trolltechのソフトウェアは、1000万台以上の機器に搭載され出荷されました。
Trolltechの製品は、広範囲にわたるオペレーティングシステムと電子機器上で簡単にソフトウェアを構築し、展開するのを可能にします。同社は、ユーザーフレンドリーで差別化したソフトウェア開発を目指す難題に取り組む家電メーカーや携帯電話ベンダーと同様に、デスクトップ・アプリケーションプロバイダーや組込みアプリケーションプロバイダーを支えています。Trolltechによって顧客は、開発を速め、Time-to-marketを短縮し、収益を増やすことができます。Trolltechのソフトウェアは、デスクトップや携帯機器上の顧客向けアプリケーションで訴求要素や品質を上げることによって、ユーザーの使い勝手を改善しています。将来にわたって継続して使用可能なQtソフトウェアは、開発者により小さなコード、より多くの発案、どこでも展開できる柔軟性、を提供します。
Trolltechは、オープンソース及び商用ライセンスにより顧客を支援しています。同社は、米国カリフォルニア、オーストラリア・ブリズベーン、中国・北京、ドイツ・ベルリン/ミュンヘン、ノルウェー・オスロ、そして日本・横浜に拠点があります。Trolltechは、オスロ証券取引所に上場しています。Trolltechの詳細については、www.trolltech.com をご覧ください。
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